武野神社は明治四十一年に、栗原村の浅間社 石神村の氷川社など近郷の五社を野寺村の八幡社と合祀して新たに建立された神社です。武野神社のあるこの地は古くは誉田別命を祭神とする八幡社の社地でした。八幡社の創建年代は不詳ですが、江戸幕府が編纂した地誌書「新編武蔵国風土記稿」によると、社殿の修復を平安時代の康平六年(1063)におこなったと記しています。また、源義家が奥州遠征の途中、この八幡社に立ち寄り戦勝を祈願したと伝え、その際に社殿を再造して北向きに建てたとも伝えています。 (神社由緒より抜粋)