会津若松から田島の町を抜けた国道121号線沿いにある窯元。
手捻りによるユニークな作品を作っているので、
是非一度訪ねてみたかった。
あいにくの雪模様の中、やっと到着して、
展示場らしき建物の前で、入り口を捜してウロウロしていると、
窓が開いて中から若い男性が顔を出したので 「見せてください」と言うと、「どうぞ」と応えた。 「何処から・・入るのですか?」と聞くと、「此処でどうぞ」と窓の内側を指差した。 僕は一瞬呆気にとられた。
今時少し気の利いた窯元なら、ちゃんと展示室を作り、
商売上の作戦とは言え、お茶ぐらい出す。 中にも入れず、窓際に素っ気無く積んだ商品を売る所なんて何処にもない。 まるで商売っ気がないみたいである。 気を取り直して、夫婦河童のぐいのみを求めた・・が、その安いこと! 他の窯元なら10倍の値が付いてもおかしくないくらいだ。
伝統にあぐらをかいて、大した作品でもないのに、
高く売ることばかり考えている窯元が多い昨今、 むしろ、この窯元のほうが健全なのかも知れない。 確りとした仕事をして、いいものを作る。 それ以外は無頓着。 「ああ、これが職人なんだ」 僕は妙な感心をした。、 でも、中に位入れてよね。 寒い中をわざわざ訪ねて行ったのだから・・・。
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田島万古焼勝三窯 |
展示室? |
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急須 蓋のつまみにサイコロが入っている。 |
夫婦カッパ♀ |
夫婦カッパ♂ |
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