田島万古焼 勝三窯
  
訪窯日 2002.11.5
会津若松から田島の町を抜けた国道121号線沿いにある窯元。
手捻りによるユニークな作品を作っているので、
是非一度訪ねてみたかった。
あいにくの雪模様の中、やっと到着して、
展示場らしき建物の前で、入り口を捜してウロウロしていると、
窓が開いて中から若い男性が顔を出したので
「見せてください」と言うと、「どうぞ」と応えた。
「何処から・・入るのですか?」と聞くと、「此処でどうぞ」と窓の内側を指差した。
僕は一瞬呆気にとられた。
今時少し気の利いた窯元なら、ちゃんと展示室を作り、
商売上の作戦とは言え、お茶ぐらい出す。
中にも入れず、窓際に素っ気無く積んだ商品を売る所なんて何処にもない。
まるで商売っ気がないみたいである。
気を取り直して、夫婦河童のぐいのみを求めた・・が、その安いこと!
他の窯元なら10倍の値が付いてもおかしくないくらいだ。
伝統にあぐらをかいて、大した作品でもないのに、
高く売ることばかり考えている窯元が多い昨今、
むしろ、この窯元のほうが健全なのかも知れない。
確りとした仕事をして、いいものを作る。  それ以外は無頓着。
「ああ、これが職人なんだ」
僕は妙な感心をした。、
でも、中に位入れてよね。
寒い中をわざわざ訪ねて行ったのだから・・・。

田島万古焼勝三窯
展示室?
急須
蓋のつまみにサイコロが入っている。


夫婦カッパ♀


夫婦カッパ♂
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