大堀相馬焼 松助窯
  
訪窯日 2002.11.4

国道6号線を北上し浪江町に入ると、間もなく大堀焼の看板が目に飛び込んできた。
左折し、収穫の済んだ田園地帯を進むと、柔らかな秋の陽射しに包まれて、
大堀焼のふるさとは長閑に静まり返っていた。
先ず松助窯を訪れ二階の亀田集古館を覘く。
益子焼の原型となった山水土瓶やすず徳利、そして先年若くして亡くなられた
先代の作品が陳列されていた。
当代の大介さんは昭和50年生まれの若手だが、
日本現代工芸美術展などに入選するなど、
新進の陶芸家として、立派に後を守っているようだ。
大介さんに登り窯を案内していただいたが、
父である先代は過労の為急逝されたとのこと。
仕事の過酷さが思いやられた。

大堀焼のふるさと
松助窯
益子焼の山水土瓶の
原型となった大堀焼の土瓶
明治初期の作
これぞ大堀相馬焼の湯呑       
    二重作りになって熱いお茶を入れても
  手に熱が伝わらない構造になっている。 
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