国道6号線を北上し浪江町に入ると、間もなく大堀焼の看板が目に飛び込んできた。 左折し、収穫の済んだ田園地帯を進むと、柔らかな秋の陽射しに包まれて、 大堀焼のふるさとは長閑に静まり返っていた。 先ず松助窯を訪れ二階の亀田集古館を覘く。
益子焼の原型となった山水土瓶やすず徳利、そして先年若くして亡くなられた
先代の作品が陳列されていた。
当代の大介さんは昭和50年生まれの若手だが、
日本現代工芸美術展などに入選するなど、 新進の陶芸家として、立派に後を守っているようだ。
大介さんに登り窯を案内していただいたが、
父である先代は過労の為急逝されたとのこと。
仕事の過酷さが思いやられた。
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大堀焼のふるさと |
松助窯 |
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益子焼の山水土瓶の 原型となった大堀焼の土瓶 明治初期の作 |
これぞ大堀相馬焼の湯呑 二重作りになって熱いお茶を入れても 手に熱が伝わらない構造になっている。 |
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